digglue・SBIトレーサビリティによるトレーサビリティシステム「SHIMENAWA for SAKE」が株式会社新澤醸造店の高級日本酒「プレミアムライン」すべてに導入されることになりました

ブロックチェーン技術によってトレーサビリティシステムの開発を支援する株式会社digglueは、SBIトレーサビリティ株式会社の提供する、農産物などのトレーサビリティ(追跡可能性)サービスである「SHIMENAWA」のシステム開発を担当しています。

このたび、この秋より展開している「SHIMENAWA」の第一弾となる提供サービス、日本酒ブランドのための「SHIMENAWA for SAKE」が、株式会社新澤醸造店の高級日本酒「プレミアムライン」の全商品に導入されることになりました。

SHIMENAWA for SAKEとは

今秋リリースした「SHIMENAWA for SAKE」は、ブロックチェーン技術とRFID技術のデジタルペアリングによって日本酒のブランドを守る技術です。その特徴は、ブロックチェーン技術を用いた「真贋証明」により海外に輸出された高級日本酒の偽装問題に対する予防策となるほか、その銘柄が“いつごろ”、“どこで”、“どのくらい”消費されたかのデータを取得することができ、蔵元にはインテリジェンスな経営への活用や、お客さまには購入した高級日本酒の希少性をさらに高める新たな価値を提供できることです。

株式会社新澤醸造店について

株式会社新澤醸造店は創業1873年。「究極の食中酒」をテーマに、食を引き立てる名脇役を目指す蔵元です。本社はササニシキ・ひとめぼれ発祥の地・宮城県大崎平野の南に位置。地元銘柄の「愛宕の松」は時の詩人・土井晩翠がこよなく愛した酒としても有名で、「館山の 頂開く 酒むしろ 愛宕の松の 薫いみじく」という詩を書き残しています。
しかし、2000年を迎える頃には普通酒が全生産量の90%以上を占めるという厳しい経営状況に。五代目の新澤 巖夫氏が蔵に戻った頃、県の鑑評会の成績は下から2番目でした。新澤氏は廃業を考えていた先代を説得し、2002年に宮城県最年少杜氏(さらには同県初の組合に属さない自社杜氏)として蔵の再建に着手。同年に立ち上げた「伯楽星」は、当時あまり耳にしなかった「食中酒」というコンセプトを明確に打ち出し、甘みを抑えたシャープな味わいで全国にファンを増やしていきました。
2011年、東日本大震災により蔵は全壊しましたが、新澤氏の不撓不屈の精神と彼を慕う大勢のボランティアの力により、仕込み蔵(製造部)を柴田郡川崎町に移転、同年中に見事復活を遂げました。更なる高みを目指して今なお進化を続ける蔵元です。

https://niizawa-brewery.co.jp/

SBIトレーサビリティについて

「サプライチェーンの壁を越え、新たな信用を創造する」をビジョンに、「ブロックチェーンを活用してグローバルで最も透明なサプライチェーンプラットフォームとなる」をミッションに、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ・システムの開発・提供を行うSBIグループの企業。digglueはブロックチェーン技術で「SHIMENAWA」シリーズの開発に携わり、現在もシステムの開発・運用を行なっています。

https://www.sbitraceability.co.jp

今回のニュースは、SBIトレーサビリティからプレスリリースが出ています。

プレスリリース▶︎ https://www.sbitraceability.co.jp/news/news_20221216.html

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