2021年11月、digglueはパーパスを設定しました。これまで祖業としていたブロックチェーン技術を生かしつつ、取り組むべき社会課題とdigglueの存在意義を明確にするためです。我々は持続可能な世界の実現のため、サーキュラーエコノミーという分野に対し、デジタルテクノロジーを駆使して社会に貢献します。
digglueはブロックチェーンからスタートし、AI、IoTを含む最新技術を駆使して企業の課題解決で実績を重ねてきました。そして、その積み上げが現在の基礎になっています。
一方で、テクノロジーは手段であって目的ではありません。しかしながら、社会課題を解決していくために最も重要な要素です。また、メンバーの特性として、新しい技術やガジェットが好きで、テクノロジーの力が世界を良くしていくと信じています。
これからdigglueがサーキュラーエコノミーという社会課題にチャレンジするにあたって、有効な手段として活用するのが技術/テクノロジーです。
「持続可能な世界」というのはスタートアップが掲げるにはかなり大きな表現ではありますが、これに真っ直ぐ向き合う意思を含めています。そして「持続可能な社会」でなく「持続可能な世界」にしているのは、2つ意味が込められています。
一つはグローバルへの展開の意思。持続可能性を捉えたときに、一つの国だけがコミットするような規模の課題ではなく、地球全体での考え方が必要になります。持続可能性に向け、サーキュラーエコノミーの課題解決をするのであれば、プロダクトやサービスはグローバル単位で考えていくのは必然です。
また、社会というのは自分たちが生きる場所ですが、それだけが「持続可能」であれば良いわけでもないと思っています。もっと広く、地球環境全体を考え、海も森林も大気も全てを含めて守っていくからこそ、人の生活も持続可能になっていく。
これが「持続可能な世界」と表現した理由になります。
我々が向き合っている社会課題は、おそらくソフトウェアだけで解決するものではなく、しっかりと人を動かし、企業を動かし、政府を動かし、伝統的なやり方や慣習も動かしていかなくてはいけない。つまり、社会実装する必要がある領域だと考えています。アイデアだけ、机上の議論だけ、データの見える化だけではなく、きちんと社会を変える力になっていかなくてはならない。その覚悟も込めて、「実装する」という具体的な言葉を使うことにしました。